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お知らせ

2022.07.16
[コラム]電動バイクの今。

先日。BMW CE04という電動バイクに試乗させて頂ける機会がありました。

何度か色々な電動バイクには乗った事がありましたが、世界的なメーカーが市販する電動車に乗ったのはこれが初めてかもしれません。特にBMW社は4輪でもI8/I4等をはじめとした車両をすでに市販化しているのでそれなりの2輪へのフィードバックもあり、かなり期待していました。

先入観を持たずに敷地から公道へ。アクセルの開け始めのドンっていうものを少し身構えていましたが、ある程度ファジーな部分も相まって何の違和感も無く。

ヒューンという音と共に物凄い加速を見せ付けるCE04。250cc登録車両とは思えない程のトルク感で市街地をスイスイと走ります。幹線道路のレーンチェンジや加速が必要なシチュエーションでもパワー不足は全く感じさせません。そして良い意味でオートバイなのです。

停車時には全く音が出ないので、横断歩道での歩行者待ちをしていると何度かビクッと驚かれました。車のような大きさが無いので、無音の2輪車は気付かれにくいのでしょう。これは通常の信号待ちでも車に対してありえる事です。

今回、乗ってみて思った事は電動バイクとはいえ今まで通りのオートバイと何の違和感も無いという事。しかし、モーターならではの気を付けなければいけないポイントが少しありました。

無音というのはもちろんですが、今回の車両には回生ブレーキが付いており、アクセルオフでの減速が少しきつく感じられます。モードごとに効き方が違いましたが、低速で走行する場合はこのきつさが邪魔をしてギクシャクしてしまうのでコントロールが若干難しいです。例えば渋滞などですね。今後こういった制御の部分はまだまだ進化していくのでしょう。

CE04は一般道向けに開発されたという事で高速道路での使用はあまり想定されていないようですが、航続距離は130km程との事。ちなみに我が家のマンションには外に充電が出来る場所が無いので、現実的には所有は一部の方に限られそうですが、インフラがもっと充実すれば選択肢も増えるのではないでしょうか?

テスラも近年、都心部では家族のファーストカーとして選ばれる事が多くなったと聞いています。2輪のカーボンニュートラルが進み、次世代オートモビルが発表されるのを個人的に非常に楽しみにしています。

 

風晴大翼(Daisuke Kazehare)